「夏バテ」していませんか?
2025年08月29日

【長野中央病院医局から】
「なんとなくだるい」「食欲がない」「朝起きるのがつらい」…そんな体調不良を感じていませんか?これらはいわゆる「夏バテ」の症状です。医学的な病名ではありませんが、体調を大きく崩す原因にもなります。
夏バテのおもな原因
夏バテは、次のような体のストレスによって起こります。
●暑さによる自律神経の乱れ
人間の体は、暑さに対処するために汗をかいて体温を調節します。しかし、冷房の効いた室内と暑い屋外の行き来を繰り返すことで、自律神経が疲れてしまい、だるさや眠気、食欲不振などが起こります。
●水分・ミネラル不足
汗をかくことで体内の水分やナトリウム、カリウムなどのミネラルが失われ、体のだるさや脱力感の原因になります。
●胃腸の疲れ
冷たい飲み物や食事のとりすぎは、胃腸の働きを弱め、消化不良や食欲低下につながります。
夏バテを防ぐには
夏バテの予防・改善のために、次のような生活習慣を心がけましょう。
●規則正しい生活
十分な睡眠をとり、毎日決まった時間に起きて食事をすることで、自律神経の働きを整えることができます。
●冷房の使い方に注意
室温は外気との温度差が大きくなりすぎないように調整し、冷えすぎない服装を心がけましょう。エアコンの目安は26℃~28℃です。
●水分とミネラルの補給
のどが渇く前に、こまめに水や麦茶、経口補水液などを飲みましょう。大量の汗をかいたときは、塩分も一緒に補うことが大切です。
●バランスの良い食事
たんぱく質(肉・魚・卵・大豆製品)やビタミン・ミネラル(野菜・果物)を意識してとり、冷たいもののとりすぎに注意しましょう。
「夏バテ」は、放っておくと免疫力の低下や体調不良につながることがあります。気になる症状が続くときは、無理せず医療機関にご相談ください。暑さとうまく付き合いながら、健やかに過ごしましょう。