長野医療生活協同組合とは
~安全、安心、質の高い医療と介護サービスを通じて
地域の健康づくりに貢献します~
「いのちと健康」を守りたい、平和で暮らしやすいまちをつくりたい、という願いをもった人々が組合員となって、意見を出し合い、力を寄せ合い、病院・診療所などを運営し、組合員の出資で施設設備の充実をはかっています。地域では組合員が集まって、健康づくり・まちづくりにとりくんでいます。
長野医療生活協同組合は、全国104生協が加盟する医療福祉生活協同組合連合会の会員団体です。
理事長挨拶
命こそ宝、健康に生きるのは憲法に保障された権利
長野医療生活協同組合は、1961年に長野民主診療所としてスタートしました。最初は医師、看護師、事務長の3人体制での出発でした。1966年には医療生活協同組合として新たなあゆみをすすめます。以後多くのみなさんに支えられて、今日の長野医療生活協同組合へと発展させていただきました。
地域には51の支部があり、支部が中心になって班活動や健康チェックなどの活動が行われています。また地域の住民組織や団体のみなさんと協力した活動も広がっています。さらに組合員のみなさんの交流をはじめ「ひとりぼっちの高齢者をなくす」取り組みも進めています。
事業所は、長野中央病院をはじめ2つの診療所と老人保健施設、複合介護施設、デイケア・デイサービス、居宅介護支援、訪問介護、訪問リハビリテーション、グループホーム等で地域の医療・介護を担っています。
日本医療福祉生活協同組合連合会の「いのちの章典」では、私たちのめざす健康とは「昨日よりも今日がより一層意欲的に生きられる」ことであるとしています。健康に不安があっても、みんなの支え合いの中で前向きに生きていく力をはぐくむことが大切です。医療生協は、常日頃から健康に生きることをみんなで作っていく組織です。仲間を増やし、助け合い、安心を結ぶ輪を広げましょう。
長野医療生協の発展のために、組合員のみなさん、職員のみなさんと力をあわせて頑張る決意です。どうぞよろしくお願いします。
医療福祉生協のいのちの章典
はじめに
日本生活協同組合連合会医療部会は「医療生協の患者の権利章典」「医療生協の介護」を策定し、事業と運動の質を高めてきました。これらの活動を引きつぎ、2010年日本医療福祉生活協同組合連合会(医療福祉生協連)が発足しました。
医療福祉生協は、いのちとくらしを守り健康をはぐくむ事業と運動を大きく広げるため、これらの成果を踏まえ、医療福祉生協連の設立趣意書の内容を基本にして 「医療福祉生協のいのちの章典」(いのちの章典)を策定します。
「いのちの章典」は、憲法をもとに人権が尊重される社会と社会保障の充実をめざす、私たちの権利と責任を明らかにしたものです。
医療福祉生協とは
医療福祉生協は、地域のひとびとが、それぞれの健康と生活にかかわる問題を持ちよる消費生活協同組合法にもとづく自治的組織です。医療機関・介護事業所などを所有・運営し、ともに組合員として生協を担う住民と職員の協同によって、問題を解決するための事業と運動を行います。
医療福祉生協が大切にする価値と健康観
私たちは、近代市民社会の大原則であり、日本国憲法の基本理念である主権在民の立場にたちます。私たちは、憲法13条の幸福追求権や9条の平和主義、25条の生存権を実現するため、主権在民の健康分野の具体化である健康の自己主権を確立します。
私たちが大切にする健康観は「昨日よりも今日が、さらに明日がより一層意欲的に生きられる。そうしたことを可能にするため、自分を変え、社会に働きかける。みんなが協力しあって楽しく明るく積極的に生きる」というものです。
私たちは、この価値と健康観にもとづき、医療・介護・健康づくりの事業と運動をすすめ、地域まるごと健康づくりをめざします。
いのちとくらしを守り健康をはぐくむための権利と責任
ともに組合員として生協を担う私たち地域住民と職員には、いのちとくらしを守り健康をはぐくむために、以下の権利と責任があります。
自己決定に関する権利
私たちは、知る権利、学習権をもとに自己決定を行います。
自己情報コントロールに関する権利
私たちは、個人情報が保護されると同時に、本人の同意のもとに適切に利用することができるようにします。
安全・安心な医療・介護に関する権利
私たちは、安全・安心を最優先にし、そのための配慮やしくみづくりを行います。
アクセスに関する権利
私たちは、必要な時に十分な医療・介護のサービスを受けられるように社会保障制度を改善し、健康にくらすことのできるまちづくりを行います。
参加と協同
私たちは、主体的にいのちとくらしを守り健康をはぐくむ活動に参加し、協同を強めてこれらの権利を発展させます。
2013年6月7日 日本医療福祉生活協同組合連合会 第3回通常総会にて確定
組織現勢/歴史・略年表
組織現勢
(2024年11月30日現在)
- 生協組合員
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59,991人
- 職員数
-
988 人
- 事業所
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- 病院(322床)1
- 診療所 2
- 介護老人保健施設(100床)1
- 在宅総合ステーション 1
- 訪問看護ステーション 1
- デイサービス 2
- グループホーム 2
- 介護複合施設 1
長野医療生活協同組合の
歴史・略年表
グループホーム南長池れんげそう開設(2ユニット18部屋)
産婦人科病棟を緩和ケア病棟に転換
長野中央病院 HCU(8床)開設
グループホーム栗田ゆうゆう増改築9部屋に
長野中央病院 第9期増改築工事竣工祝賀会開催
長野中央病院4西病棟開設
長野中央病院2階心臓病センター開設
第9期病院増改築工事着工
長野中央介護センターつるが開設
戸倉デイサービスゆいっこ開設
長野中央介護センターつるが新築工事着工
三本柳デイサービスミント開設
在宅総合ステーションふるさと、在宅総合ステーションながのに統合
長野中央病院救急処置・治療スペース拡充工事着工
訪問看護ステーションふるさと・いなさと
訪問看護ステーション長野に統合(分室ふるさと・分室いなさととする)
南長池診療所リニューアルオープン
南長池診療所増改築工事着工
産婦人科開設
グループホーム栗田ゆうゆう開設
徳間デイサービスたんぽぽ開設
長野中央病院10床増床(302床に)
訪問看護ステーションながいけ統合
長野中央病院第八期増改築工事竣工(292床に)
長野中央病院第八期増改築工事着工
稲里生協クリニック開設(長野市稲里)
訪問看護ステーションいなさと開設(長野市稲里)
訪問看護ステーションながいけ開設
長野中央病院第七期増改築工事竣工(242床に)
長野中央病院第七期増改築工事着工(242床に)
介護老人保健施設ふるさと増床認可・100床に
長野中央病院東館建設
介護老人保健施設ふるさと(80床)開設(長野市三才)
訪問看護ステーションふるさと開設(長野市三才)
老人訪問看護ステーションながの開設(長野中央病院に併設)
南長池診療所開設
長野中央病院第六期増改築工事着工
長野中央病院第五期増改築工事着工
長野中央病院第四期増改築工事着工
長野中央病院増改築工事竣工(221床)、25周年記念式典実施
長野中央病院、救急病院の指定を受ける
リハビリテーション病棟開設(147床全床稼動)
新長野中央病院診療開始(87床)、長野協立病院閉鎖
新病院起工式、第1回健康まつり
旧長野中央病院改修工事完成
長野中央病院(西鶴賀町)の医療活動を引き継ぐ
医療法人厚生会と長野中央病院の土地・建物売買契約に調印
新病院を「長野協立病院」として発足
新病院完成(柳町)
柳町に移転
長野県より生協設立認可される
長野医療生活協同組合設立総会
田町に移転、名称を「長野診療所」に。X線透視診断装置導入
南県町に「長野民主診療所」開設
設立発起人会開催、長野医療生協の前身「長野民主医療協会」
民主診療所設立準備始まる
連絡先・案内図
- 連絡先
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〒380-0814 長野市西鶴賀町1570
TEL:026-234-1476
FAX:026-234-1493