リハビリ班会(5)「転倒予防」
2006年06月15日
理学療法士 工藤耕平
リハビリ班会(5)「転倒予防」
高齢者の転倒の原因として、筋力、バランス、柔軟性の老化による身体能力の低下と運動不足が考えられます。老化による身体能力の低下に伴って歩き方が変わり、“すべる”“つまずく”ことなどが増え転倒へとつながります。
今回は“正しい歩き方”を紹介したいと思います。より良い歩き方、転びにくい歩き方の知識を身につけて運動不足を改善し転倒を防ぎましょう。
(1)体が前かがみになったり、後ろに反らないように姿勢を正す。
(2)腕や肩の力を抜いてリラックスし、歩くときに自然に腕が振れるようにする。
(3)足を地面につける時に踵からつく
(つま先をしっかりあげることで、低い段差ででのつまずきを防ぐ)。
(4)足を地面から離す時に後ろ足で地面をける
(足がしっかりと前に出され歩幅が広がる)。
(5)目線は進行方向に向け、視野を広げる(障害物への対応ができる)。
(6)テンポよく歩く(腕が自然に軽く振れ、より歩きやすくなる)。