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健康・病気の知識

冬真っただ中、春に備える

番場 誉
長野中央病院・
小児科 医師

番場 誉
 冬のかさかさ肌は放置したまま春になると赤い湿疹のもとになりますので、保湿して落ち着かせておくとよいでしょう。寝返りやはいはいの遅れている子では、室内ではきつい服はやめ薄着にして動きやすくしておきましょう。
 歩き始めている子では、適切な靴をプレゼントしましょう。靴は確実に5〜6歩くらい歩けるようになって、足がふんばれるようになったら始めるのがよいタイミングです。かかとの部分はしっかり足を包み込むようになっていて、つま先の方は5mm程度は余裕があって指が充分に広げられ、前3分の1程度は靴底が簡単に曲がるものを選びましょう。

新しく保育園や幼稚園に入園する子

 必要な予防接種が済んでいるか確認してください。特に1歳児は麻しん風疹ワクチンの1回目接種をお忘れなく。おたふくやみずぼうそうも1歳から予防接種が受けられますのでお勧めです。
 自然にかかっても特に問題なく治癒することがほとんどですが、時に入院になったり難聴などの後遺症がおきますし、たいして具合が悪くないのに1週間も休まされたり、家で兄弟姉妹の間でうつしあいをしますので、入園前からワクチンで予防するほうが賢いやり方です。

食物アレルギーのある新入園の幼児

 これから入る園の給食やおやつのメニュー表を手に入れて、早めに相談してください。食べた事がないメニューをあらかじめ試しておくことで、食べられるものを増やしたり、不必要な除去をしないで過ごせるように準備します。
 現代は「完全な除去」ではなく「不完全な(そのものだけを避け、少量混ざっているものはなるべく食べさせる)除去」のほうが治癒を見込めます。
 症状が出ても弱い程度であれば、完全な除去はなるべく早く不完全な除去にもっていきましょう。

日本脳炎ワクチンがまだの方

 通常通りの接種が再開されています。3歳で開始し、7歳半までは無料で受ける事ができます。(7歳半をすぎてしまった方も接種は受けられます)

この春に小学校に入学する年長組さん

 麻しん(麻しん風疹)ワクチンの2回目接種はお済みでしょうか?3月まで無料ですが、4月以後は無料で受けられなくなりますのでお早めにどうぞ。
 運良く(運悪く?)みずぼうそうやおたふくかぜを免れてしまったとすると、小学生でかかるとたいてい重症になってかわいそうですから、ワクチン接種を済ませておきましょう。
 かかったかもしれないがはっきりしない、という小学生はかかっていないものとして扱うのが安全です。血液検査をせずワクチンを受けるのが今どきの標準のやり方です。

中学1年生と高校3年生(に相当する年齢)の方

 麻しん風疹ワクチンの2回目を済ませていない方は、3月中に済ませてください。無料で受けられる最後のチャンスです。予約なしで接種が可能です。土曜日やお休みの平日を利用して早めに済ませてください。

スギ花粉症の方

 早いと3月上旬から強い症状が表れます。今のうちに薬を用意しておきましょう。
 症状が出ていなくても、かぜや予防接種にあわせて薬の処方を医師に申し出ていただければ対応します。花粉症の薬は小児科や内科でもお出しします。