知っておきたい医療・福祉制度

知っておきたい医療・福祉制度のはなし(23)

『サラ金やクレジットのキャッシング、過払いになっていませんか』
貸金業法等が改正されました

長野中央法律事務所弁護士 村上 晃
個人借り入れは年収の1/3まで
 昨年12月、消費者金融(サラ金)などの貸金業者の貸し付けに関する法律が改正され、おおむね3年以内に現在のサラ金金利の上限金利である「29・2%」から、利息制限法の制限金利(10万円未満の貸付…年利20%、10万円以上100万円未満の貸付…年利18%、100万円以上の貸付…年利15%)まで引き下げられます。
 これまで例外的に貸金業者に認められていたグレーゾーンは廃止されます。また、貸金業者(銀行からの借り入れを除く)からの借り入れは、個人の場合は年収の3分の1を超えることはできないことになります。多重債務問題解決に向け、法律が大きく変わりました。
 現在、消費者金融の利用者は、1400万人と言われ、その中で返済が困難になっている、いわゆる多重債務者は、200万人以上いると言われています。3年後からの貸付については、これまでのような高金利での貸し付けはできないことになりますから、今までのようなかたちで消費者金融の高利に悩まされることはなくなるはずです。 
 では、今借り入れている人達はどうすればよいのでしょうか。現在借り入れている人の多くは、利息制限法に従って再計算すれば、すでに残債務はなく、過払いの状態になっているはずです。しかし、消費者金融は、そのことを隠し、違法な金利を今も取り続けています。
 消費者金融やクレジットカードでのキャッシングをしている人は、自分だけで悩んでいないで、早く弁護士や司法書士などの専門家に相談することをお勧めします。
 また、今後消費者金融は、これまでのように簡単には貸し付けてくれないばかりか、回収を急ぐことさえ考えられます。そのような場合も早めに相談をしてください。借金の問題はきちんと相談すれば解決できるのです。